池上さんの「世界の見方・ロシア」からポイントを整理

東京工業大学の同僚(笑。言うまでもなく全然立場が違う)の池上彰さんの以下の書籍を読んだ。ポイントを備忘的に整理したい。 ttps://www.amazon.co.jp/dp/B07KW144RJ/ref=cm_sw_r_tw_dp_X8YYDC0ZHJB4W9R5X3FJ <そもそもの地政学的な習性> ロシアは東西に長く、多くの国と国境を接している。 つまり多くの国から侵略されるリスクが常にある。 第二次大戦でも最も多くの死者を出したのは実はソ連で「陸地が繋がっている隣国にとんでもない無法者(当時はナチス... Read More >>

「バーバパパのプレゼント」は深い。それか我々が浅過ぎる

1982年の子供向け絵本「バーバパパのプレゼント」の内容が非常に深い。 というか既に40年前からの一般的な指摘の目の前を、未だに我々は浅はかにもフラフラし続けているというだけなのかも知れない。 以下詳述しよう。 本の内容を簡潔に言うと以下のとおり。 バーバの家にサンタがプレゼントを持ってきた。バーバピカリのプレゼントはアフリカの動物たち。 しかしバーバたちの家は寒いところにある。 毛布や防寒具では動物たちは凍えてしまって、発明が得意なバーバピカリは発電の仕組みと暖房を作る。 最初は水力発電に取り組むが寒過... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜を読んで私見を述べる

いくつかの回に分けてDraw Downに書かれていた内容をメモ的に整理した。 ・Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(エネルギー部門)・Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(農業部門)・Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(自然保護)・Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(運輸部門)・Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(建設・都市部門)・Dra... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(材料部門)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(建設・都市部門)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(運輸部門)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(自然保護)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(農業部門)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

Draw Down〜地球温暖化を逆転させる100の方法〜についてメモ(エネルギー部門)

『Draw Down』はアメリカのライターが主導し、世界各国の研究者たちが寄稿したプロジェクト的な書籍である。「ドローダウン=二酸化炭素が減少に転じること」のためにできることを、現状行われていることの展望と未来の技術の紹介の大きく2つに分けて示している。 特に「現状の理解」は私個人多くの項目の詳細を知らなかった(あるいは認識すらしていなかった)ため衝撃的だった。社会人必読書と言って良い。しかし400ページ超の2段組ということで実質的なボリュームは一般的な単行本でゆうに3冊分あり、割と読むのが早い私でも読了... Read More >>

共同開発と委託開発の違い

企業間提携あるいは事業会社とアカデミアの連携をしている中で、共同開発と委託開発の境界線が曖昧になる時があります。一方は共同開発のつもりで、もう一方は委託開発のつもりで会話をしていると、いざ契約書、となったところでトラブルに発展します。あるいはそもそも両者のうちどちらであるのかが曖昧なまま契約を結び、開発の途中でスレ違いが発生し、そのままプロジェクトが空中分解するようなこともあります。 共同開発/委託開発の活用は重要 近年完全な自社開発で事業を構築している会社はとても少ないと思います。また委託開発を発注して... Read More >>

Q. きれいなプレゼン資料を作ることは重要か?

これはある種テクニックの話ですね。 ここではプレゼン資料を作る際の注意事項を以下に書きます。 <きれいな資料は継続してこそ意味がある> ここぞ!という機会にきちんと整った資料を出したいという気持ちは誰しもあると思います。 特に月数百万円取るようなコンサルは、まぁ整然と整った資料を提出してくれることが一般的です。かっこいいですね。 とはいえ、これは「当たり前のようにできるのであればそうすれば良い」という点に注意して下さい。 資料はグラマラスであればそれはそれで良いことですが、別にシンプルでも構いません。 目... Read More >>

ベストセラー「時間は存在しない」を解説する

カルロ・ロベェッリ イタリア人の物理学者カルロ・ロヴェッリの著書でベストセラーとなった「時間は存在しない」の解説をしてみたい。 正直かなり困難な行為だと思う。 というのもこの挑戦的なタイトルはある程度の物理学の知識を持った人には理解しやすいが、初学者にとっては感覚とは完全に反した話だからだ。 したがって「全文読め」と薦めるのが本来正しい。それで理解できる人は理解できるし、理解できない人は理解できない。 しかしそれでは勿体ないくらい著書の内容は非常に面白いので、それを広めるためにも挑戦してみたい。 ここで順... Read More >>

とある起業家と研究者:わかってる人の話を聞くのは気持ち良い、わかってない人の話を聞くのはツラい

先日なんとなしにテレビを観ていたら、とある起業家の話と、とある研究者の話が連続して(2つの番組で)放送されていた。 私はその1時間弱の間、一方で納得に満たされ、一方で憤慨とも拒絶とも違うある種のむず痒さを感じ「こりゃツラいなぁ」と思った。 片方は雲の研究者の話だった。 私は専門外ながら、自分で言うのはなんだが気候のメカニズムや環境技術についてはそれなりに詳しい。興味で専門書を読み漁り、最新のニュースに気を配っている。アメリカにいた頃に気候に関連した事業を立ち上げたことがあり、興味自体はその後も自分の中でず... Read More >>

Q.マルチプラットフォーム対応で悩むのですがどうしたらいいでしょう?

以前とある広告代理店の方とアプリについてお話ししていた際に「iOSのみ対応とか字面的に無理。あり得ない」というコメントをいただいたことがありました。逆に開発者にとってはAndroid対応が如何に面倒かということは身に染みています。理由はAndroidは端末の種類が多く、寸法や画角も様々でありまたOSにソフトウェア的なカスタマイズをかけているケースもあり、それらで網羅的に一貫した品質を確保することは非常に手間がかかります。 現在のスタンダードな対応方法は大きく分けて2つです。 ひとつは極力ネイティブアプリ... Read More >>

Q.「平等なチーム」はあり得ない?

あり得ます。 しかし、状況によっては「平等なチーム」は明らかに好ましくないと言えます。 例えばそのひとつが初期のスタートアップです。 平等なチームのイメージを簡単にまとめると、 ・チーム全員で決める ・チーム全員で行う ・チーム全員で助け合う 少々抽象的ではありますがこういうことではないかと思います。 初期のスタートアップにとってはまず「全員で決める」が極めて困難だと言えます。 例えば初期のチームメンバーが5人で、CEO, CTO, CTOの元部下のエンジニアがベテラン1人と若手1人の計2名, ジュニアな... Read More >>

Q. 製造工場を巻き込む適切なタイミングは?

実際のところはケースバイケースです。いくつかの典型的事例について考えてみましょう。 <A社の場合> A社は立ち上げたばかりのスタートアップで、創業者(たち)は製造経験のあるエンジニアではありません。メンバーはほとんどが業務委託等の外部リソースで、パートタイムで力を借りながらとりあえず原理試作で動作するところまではこぎつけているとします。資金調達は開発のための最低限のシードファンディングまでで製造までの資金調達の目処はまだ立っていません。 このケースでは、製造工場を巻き込むのは時期尚早と思われます。 ひとつ... Read More >>

Q. プロト作っていきなり結合テストやるなんてレベルが低すぎですか? 〜リスク共有のやり方〜

リスクのある開発あるある 実際のところ、こういう状況って開発あるあるです。が、皆心を痛めながらやっています。 単体テストを十分にやった上で結合テストに進めなければならない。常識です。3Dプリントで評価してから切削品を作る。常識です。セルフマージ禁止。常識です。 しかし開発の全てがそのようにテンプレートどおりにいかないことを皆知っています。 念のため、どのようなケースで「テンプレートどおりにいかない事態」に陥るかというと、一般にはスケジュールが厳しい状況が考えられます。原因は様々ですが、例えば部品の入荷遅れ... Read More >>

Q. 日本人の技術力が高いというのは本当か?

実感として本当だと思います。 ただし、その分布が特徴的であるという点に注意が必要です。 例えば仮にエンジニアのスキルのバラツキがほぼ正規分布だとして、平均値が高く分散が低いのが日本人の特徴です。簡単に言うと「みんなボチボチできるけどぶっ飛んだやつは非常に少ない」という言い方ができます。 逆にシリコンバレーの住人たちで言うと、平均値はそんな驚くほど高くはないが分散が極めて大きい、という特徴が見て取れます。「ぶっちゃけ口先だけのやつも相当数紛れ込んでるんだけど、すげえやつは本当に凄くてしかもそれがいっぱいいる... Read More >>

Q. 日本の製造業は中国にはもう勝てないか?

「勝ち負け」は定義にもよりますが、「中国と同じようになる」という意味ではもはや不可能と言って良いと思います。  理由は圧倒的な資本力の差です。 日本の多くの企業は新規で大型の生産ラインに投資する資本も体力も、さらに人的リソースも足りていません。 しかしながらコロナ禍を通して多くの人々がサプライチェーン、特に生活に重要な物資の供給を他国に過剰に依存することの危険性に気づきました。 そして都合のよいことに今日本はすでに先進国ではありません。 労働賃金はさほど高くありませんが、長年のデフレで物価の上昇... Read More >>

Q. 隙の無い万全のプレゼン、強みを掘ったプレゼン、どちらが好ましい?

ここでは商品企画初期のプレゼンを想定して話を進めましょう。偉い人たちに説明をした上で決裁を得るような場です。 まず、隙のないプレゼンというのはどのようなものでしょうか。 企画のコンセプト、それに基づく市場調査の結果、具体的な商品およびサービスの仕様、スケジュール、予算感、必要な人員、外部協力者、プロモーション計画、単価設定、etc. これら全てを網羅しそれぞれの関連性、数字の整合性、それらが完璧に整ったプレゼンのことを指すのではないでしょうか。 明らかにtoo muchですね。 「ピークエンドの法則」とい... Read More >>

Q. 発想を飛ばすためには一人でじっくり考える時間を取った方が良いのか?

企画を考える際にどのような行動を取るか?という話ですが、当然ながらやり方はひとつではありません。ここではあくまで私個人のスタンスについて書きます。 まず知識の蓄積というものは何事にも必須だと考えます。 「一人でじっくり」はこれですね。 アイディアというものは所詮連想ゲームです。 アイディアはほとんどがアナロジー(類似性)の応用でしかありません。何もないところからポンと芽が出てくるようなイメージは間違っています。したがって種はきちんと植えておかなければなりません。 この作業は地道ですしいつ芽が出るかはわかり... Read More >>

Q. 油断するとミーティングばかりになる。どうしたらいいのか?

これは働く人に共通の悩みですね。何故こういう質問や相談を受けることがあるかというと私がミーティング嫌いだからです。(公言) まず第一にミーティングは一般にコストが非常に高いです。 試しに某Y社に所属していた時に、大企業なので給与テーブルは大体わかるので、とあるミーティングのコストを時給換算で試算してみたことがありました。当時まだミーティング時間の短縮を訴えるような声は少なく、2時間の定例会をチームメンバー全員、約30人で行っていました。 そのコストと、私が今経費申請しようか悩んでいるノートPC。メモリを... Read More >>

Q. 頭の固い上司の下についてしまったら万事休すか?

これはスタートアップというよりは、社内の新規事業を立ち上げようともくろんでいたりする方で比較的大きな企業に所属されている方から受けることがある素朴な質問です。 「自分にはやりたいことがある。でも上司はそういう新しい試みに対する理解が一切ない。会社には主体的に部署異動の希望を通すような仕組みもない。これは詰んだのか・・・」というパターンです。あるあるですね。 ひとつ単純な手法を伝授しておきます。「上司の上司に行け」です。 これはいわゆる「頭を越える」行為です。 嫌われます。怒られます。「組織の規律に反する」... Read More >>

Q. 海外で経験を積むのは若い方がいい?

私は自分のキャリアに関してほとんど後悔というものがありません。 それは失敗が無いという意味ではなく、失敗も成功も全てが糧になっているという意味です。 人生様々なところで選択を求められます。受験で2校に受かったけどどちらに行くか?就職先は?今の仕事を続けるべきか、異動するべきか?転職するべきか?結婚、育児、もろもろです。 しかし私にも一個だけ後悔していることがあります。 それは学生時代に海外に出なかったことです。 私は旅行好きだったので観光で様々なところに行きました。 しかし、アメリカに住んで決定的に感じ... Read More >>

Q. 海外に行く上でアメリカを選んだ理由は何でしょう?

私が元々アメリカに興味を持った理由は、当時扱っていた製品の市場でした。 ヤマハは主に楽器や電子機器を開発製造販売している会社ですが、ほとんどの製品でメインの市場は北米でした。 そのため流行りの多くはアメリカから来ることが多く、その意味で常に注意を向けていました。 20代の頃の発想なんてとても純朴なもので「でっけえ市場を自分の目で見てみてえな!」というある種の憧れに近い感情を抱いていたのだろうと今となっては思います。 その後アメリカに駐在に行く先輩たちを見送りながら「いずれ自分も」と思い続けていましたが、結... Read More >>

Q. 社会人に学び直しは必要か?

よく言われる課題です。私は自分の子供たち、特に小学生の長男に口酸っぱく言っていることがあります。最近ではそれを察して彼が自分から言って来ることも増えてきました。それは「自力で学ぶ力を何よりも大事にしろ」ということです。 私はいつになっても、どのような職業でどのようなステータスであったとしても、常に学び直しは必要だと考えています。 この100の回答全編では意識的に可能な限り多くの事柄について触れるようにしています。特殊な用途に絞ってはいません。 それらは私が社会人の初期に身につけたこともあれば、渡米してから... Read More >>

Q. 英語を身につけるにはとにかく現地に行け!で合っているのか?

私のお恥ずかしい歴史について共有しましょう。 私は英語が苦手です。それは今も変わりません。アメリカに5年も住んで帰ってきて、かれこれ20年も海外と関わる仕事をし続けてきて、それでも苦手なものは苦手です。 また私はそれなりに読書家で、気になった本で翻訳が出てない場合は原書の英語版を取り寄せて読みます。それでも苦手なものは苦手です。 英語に対する最初のつまづきは中学生でした。至って普通の、東大に入るやつからヤンキーまでいる公立中学校で、英語の成績だけ中の下くらいの成績でした。何故そんなにできなかったかは明確に... Read More >>

Q.産官学の連携についてどのような視点を持っているか?

私は経歴上何かしら国の機関に身を置いたことはありませんが、仕事の関係上で国の機関と深い関わりを持ったり、あるいは学術関係と深い連携を図る必要がある状況に置かれたことはあります。また現在は幸運なことにアカデミアの末席に籍を置くこともできています。 連携とはそもそもお互いの欠点を補完しあうことが最大のメリットだと言えます。 では産官学それぞれの得手不得手はどのようなものでしょうか。 最もわかりやすいのが「官」、つまり政府機関です。 政府は実質的に無尽蔵の資金を持っています。実運用上はインフレ率のコントルールの... Read More >>

Q.大企業とスタートアップの協業は何故うまくいかないか

これもよく受ける相談です。 まずこの相談は大企業からしか来ません。 何故ならほとんどの場合でスタートアップは自分たちの欲しいものがハッキリとわかっていて、それがもらえないとわかったらサッと手を引くからです。悩む余地が特にない。 逆に大企業は、スタートアップから何を回収したいのか、さらにはどこまでを期待して良いのか、そのために自分たちから出すべきものは何なのか、それらの1個2個、下手をすれば全てがハッキリとしないまま雰囲気で協業へと進んでいるケースが非常に多いです。 以下で上記の課題について紐解きながら考察... Read More >>

Q.ほとんどの仕事がAIに取って代わられるというのは本当か?

よくあるテーマなのでご多分に漏れず私見を求められることがあります。 【肯定的異論①】 ほとんどの仕事は自動化される。AIの方が人間よりも精度が高い物事が沢山あるのだから当たり前だ。 しかしそれは産業革命から高度経済成長、IT革命など歴史上の様々なシーンで起こってきたことと同じだ。したがっていたずらに恐れる必要はなく、「人間が行うべき仕事の範囲」の自然な変化が緩やかに発生すると考えれば良いだけだ。 【肯定的異論②】 AIは圧倒的に人間に勝る。じきに人間がやるべきことは何もなくなるだろう。 より高精度なAIを... Read More >>