Category: 社会・思索

【書き起こし】ロンドンで感じたこと

https://radiotalk.jp/talk/1030064 Radiotalkに投稿したものの書き起こし。音声認識を使って半自動で起こしているので読みにくいところはご容赦を。 「ちょっと時間があるので、ロンドンで感じたことを。  先月5月にロンドンに行ってきました。で。ロンドンはね。私はプレミアリーグが大好きなんで、まあサッカーっていう意味では非常に良い土地でもあるしね。アーセナルファンですから。なんだけど、正直、厳しさを感じました。  っていうのは、ロンドンとアムステルダム、ロッテルダ... Read More >>

欧州出張(ミラノ – ベルリン)の所感

欧州、といってもミラノとベルリンだけだが、この時期に欧州に行けたのはそれなりに幸運と思うので(ちょうど2022/9/7に日本の水際対策が緩和された)それなりに気がついたところなどまとめてみたい。 サッカー関係の話はこちら → ミラノダービー観戦のTipsを伝授する なお私の渡欧経験は、学生時代に初めて旅行でぶらり。新婚旅行でイタリア。仕事でイギリスとドイツとエストニアに一度ずつ。親戚の結婚式でドイツとチェコに。後は親戚の家のドイツに遊びに一度。 ならすと3~5年に一度どこかしらに。まぁその程度だ。 〈ミラ... Read More >>

Q. テクノロジーは人を幸せにするのか?

そんな疑問を持ち出したのは自ら事業立ち上げを進めていた2015年ごろです。 このような一見荒唐無稽な問いも、ふと飲み会などの場でクチにしてみると、非常に多くの起業家やエンジニアが共通性のある問いを抱えていることに気付かされました。 事業について考える際に欠かせないものが哲学的思考です。 「哲学」という単語を使うと何やら高尚なお話のように聞こえてしまうかも知れませんが、実際はそんな大層な話ではなく要するに「普通だと思っていることを疑え」というスタンスのことです。「なぜなぜを繰り返せ」と言うとわかりやすいです... Read More >>

Q. 海外に行く上でアメリカを選んだ理由は何でしょう?

私が元々アメリカに興味を持った理由は、当時扱っていた製品の市場でした。 ヤマハは主に楽器や電子機器を開発製造販売している会社ですが、ほとんどの製品でメインの市場は北米でした。 そのため流行りの多くはアメリカから来ることが多く、その意味で常に注意を向けていました。 20代の頃の発想なんてとても純朴なもので「でっけえ市場を自分の目で見てみてえな!」というある種の憧れに近い感情を抱いていたのだろうと今となっては思います。 その後アメリカに駐在に行く先輩たちを見送りながら「いずれ自分も」と思い続けていましたが、結... Read More >>

ベストセラー「人新世の資本論」を読む②

ベストセラーであると同時に斉藤氏を一躍時の人へと押し上げた「人新世の資本論」をだいぶ前に読んだのだが今更ながらまとめを行う(少々長いので2回に分ける)あくまでメモとしての扱いであって、これによって何かを主張するものでない。が色々非常にためになった。 ちょっとでも興味のある人はできれば直接読んでおくべきだと思う。このまとめがその助けになれば好ましい。 個人的にはこの方の「現状分析」は非常に秀逸で参考になるところが多くあり、しかし一方で「対策」や「ビジョン」の部分は弱いと感じている。 <共同体> 【共有財と... Read More >>

ベストセラー「人新世の資本論」を読む①

ベストセラーであると同時に斉藤氏を一躍時の人へと押し上げた「人新世の資本論」をだいぶ前に読んだのだが今更ながらまとめを行う(少々長いので2回に分ける)あくまでメモとしての扱いであって、これによって何かを主張するものでない。が色々非常にためになった。 ちょっとでも興味のある人はできれば直接読んでおくべきだと思う。このまとめがその助けになれば好ましい。 個人的にはこの方の「現状分析」は非常に秀逸で参考になるところが多くあり、しかし一方で「対策」や「ビジョン」の部分は弱いと感じている。 <搾取だらけの世界で幸... Read More >>

Q. ほとんどの仕事がAIに取って代わられるというのは本当か?

よくあるテーマなのでご多分に漏れず私見を求められることがあります。 【肯定的異論①】 ほとんどの仕事は自動化される。AIの方が人間よりも精度が高い物事が沢山あるのだから当たり前だ。 しかしそれは産業革命から高度経済成長、IT革命など歴史上の様々なシーンで起こってきたことと同じだ。したがっていたずらに恐れる必要はなく、「人間が行うべき仕事の範囲」の自然な変化が緩やかに発生すると考えれば良いだけだ。 【肯定的異論②】 AIは圧倒的に人間に勝る。じきに人間がやるべきことは何もなくなるだろう。 より高精度なAIを... Read More >>

池上さんの「世界の見方・ロシア」からポイントを整理

東京工業大学の同僚(笑。言うまでもなく全然立場が違う)の池上彰さんの以下の書籍を読んだ。ポイントを備忘的に整理したい。 ttps://www.amazon.co.jp/dp/B07KW144RJ/ref=cm_sw_r_tw_dp_X8YYDC0ZHJB4W9R5X3FJ <そもそもの地政学的な習性> ロシアは東西に長く、多くの国と国境を接している。 つまり多くの国から侵略されるリスクが常にある。 第二次大戦でも最も多くの死者を出したのは実はソ連で「陸地が繋がっている隣国にとんでもない無法者(当時はナチス... Read More >>

「バーバパパのプレゼント」は深い。それか我々が浅過ぎる

1982年の子供向け絵本「バーバパパのプレゼント」の内容が非常に深い。 というか既に40年前からの一般的な指摘の目の前を、未だに我々は浅はかにもフラフラし続けているというだけなのかも知れない。 以下詳述しよう。 本の内容を簡潔に言うと以下のとおり。 バーバの家にサンタがプレゼントを持ってきた。バーバピカリのプレゼントはアフリカの動物たち。 しかしバーバたちの家は寒いところにある。 毛布や防寒具では動物たちは凍えてしまって、発明が得意なバーバピカリは発電の仕組みと暖房を作る。 最初は水力発電に取り組むが寒過... Read More >>

とある起業家と研究者:わかってる人の話を聞くのは気持ち良い、わかってない人の話を聞くのはツラい

先日なんとなしにテレビを観ていたら、とある起業家の話と、とある研究者の話が連続して(2つの番組で)放送されていた。 私はその1時間弱の間、一方で納得に満たされ、一方で憤慨とも拒絶とも違うある種のむず痒さを感じ「こりゃツラいなぁ」と思った。 片方は雲の研究者の話だった。 私は専門外ながら、自分で言うのはなんだが気候のメカニズムや環境技術についてはそれなりに詳しい。興味で専門書を読み漁り、最新のニュースに気を配っている。アメリカにいた頃に気候に関連した事業を立ち上げたことがあり、興味自体はその後も自分の中でず... Read More >>

Q. 海外に行く上でアメリカを選んだ理由は何でしょう?

私が元々アメリカに興味を持った理由は、当時扱っていた製品の市場でした。 ヤマハは主に楽器や電子機器を開発製造販売している会社ですが、ほとんどの製品でメインの市場は北米でした。 そのため流行りの多くはアメリカから来ることが多く、その意味で常に注意を向けていました。 20代の頃の発想なんてとても純朴なもので「でっけえ市場を自分の目で見てみてえな!」というある種の憧れに近い感情を抱いていたのだろうと今となっては思います。 その後アメリカに駐在に行く先輩たちを見送りながら「いずれ自分も」と思い続けていましたが、結... Read More >>

Q.産官学の連携についてどのような視点を持っているか?

私は経歴上何かしら国の機関に身を置いたことはありませんが、仕事の関係上で国の機関と深い関わりを持ったり、あるいは学術関係と深い連携を図る必要がある状況に置かれたことはあります。また現在は幸運なことにアカデミアの末席に籍を置くこともできています。 連携とはそもそもお互いの欠点を補完しあうことが最大のメリットだと言えます。 では産官学それぞれの得手不得手はどのようなものでしょうか。 最もわかりやすいのが「官」、つまり政府機関です。 政府は実質的に無尽蔵の資金を持っています。実運用上はインフレ率のコントルールの... Read More >>

Q.大企業とスタートアップの協業は何故うまくいかないか

これもよく受ける相談です。 まずこの相談は大企業からしか来ません。 何故ならほとんどの場合でスタートアップは自分たちの欲しいものがハッキリとわかっていて、それがもらえないとわかったらサッと手を引くからです。悩む余地が特にない。 逆に大企業は、スタートアップから何を回収したいのか、さらにはどこまでを期待して良いのか、そのために自分たちから出すべきものは何なのか、それらの1個2個、下手をすれば全てがハッキリとしないまま雰囲気で協業へと進んでいるケースが非常に多いです。 以下で上記の課題について紐解きながら考察... Read More >>

事実はデータに、理念は直感に従う

19世紀の物理学者ジェームズ・マクスウェルは有名なマクスウェルの方程式を考案した人物だが、その功績は物理学的にだけなくそのプロセスの意味合いで論理科学の領域で特筆すべきである。というのは、彼は物理学の世界で初めて「こうあるべきだ」を言った人だったからだ。 物理学は観測事実がまずあり、それに当てはまるように仮説を構築していく。そして仮説と事実が明晰に一致したときにその理論は正しいと認められる。 マクスウェルはその方程式の一部を観測事実なしに途中から「予想」した。 簡単にいうと電場、電束密度、磁場、磁束密度の... Read More >>

202X年、スマートフォンは僕らが期待していたデバイスにはならなかった

200x年、私たちは『スマートフォン』の潮流に直面し喜びに満ち溢れた。「ようやく我々が求めていたデバイスが生まれた!」と。 コンピューティングパワーと操作性を兼ねそろえたモバイル端末という形態への需要は過去から常に予測されていた。実際にガラケーの狙う先も常にそこにあったし、古くはPalmなどにもその源流が見て取れる。WindowsCEも当然そこを狙ったもので多くのメーカーがWindowsCE搭載のクールな製品をリリースした。 しかしいずれも十分に市場を席巻するには至らず、誰もがモバイルコンピューティングデ... Read More >>

アフターコロナは個人主義と国家主義のようなことが個人と会社で発生するかもしれない

個人主義と国家主義は共存できるそれどころかむしろ共依存の関係にある 一見言葉的には変なことを言っているように聞こえるかも知れないが、紛れもない事実だ。 なぜなら個人が十分に強ければ国家はいらないが、個人はほとんど全ての場合において集団より弱いからだ。個人主義を推し進めると、それは大衆を、一部の個人でも余裕で戦えるゴリラと大半の個人では戦えない羊に分けることになる。大量に並んだ羊を支えれるものは国家しかない。皆それがわかるので国家主義に傾く。 詳しい説明が必要な方はこちらを参照して欲しい。 https://... Read More >>

大人の仕事は『出口の準備』だという話

先日初の『大学非常勤講師』としての半年が終わりました。いわゆる想像されるような分厚いテキストを使ってあれこれと講義して生徒が板書するような授業ではないため、ある程度気楽に取り組ませていただきました。準備とサポートに奔走されているスタッフの方々に感謝です。 若者と直接触れることによってご多分に漏れず多くの刺激と発見がありました。軽く列挙させてもらうと、 ・学生のことなんて自分は全然わかってないなと実感(想像はしてたけど)・真面目な学生が多い大学であっても突飛な発想を持った者は沢山いる・学生は「醸成させる」と... Read More >>

柳宗悦「工藝の道」

きっかけは自粛期間に流行った「ブックカバーチャレンジ」が回ってきたことだったのだが、「好きな本」というものからもう少し掘り下げて「どうにも捨てられない本」を掘り返してみた。私はこれまで就職を機に実家を出てから浜松で4回、アメリカで2回、日米往復の2回、合計8回の引越しを経験している。そのため荷物は最小限に近い。本も相当処分した。その状況で残り続けている本というと本当に限られた数冊に落ち着く。「工藝の道」はそのひとつだった。 柳宗悦「工藝の道」(1929年初版, 2005年改定) 柳宗悦は知っている人は少な... Read More >>

「リベラリズムはなぜ失敗したのか」の意訳まとめ③「格差」

ここ数年のトレンドとして「資本主義の失敗」「民主制の崩壊」など多くの場所で言われるようになったと感じている。きちんと押さえたい。 いくつか書籍を漁ってみたがこの本がもっとも妥当で理性的に書いてあるように思えて気に入った。自分用の覚えメモとしてまとめておく。 リベラリズムはなぜ失敗したのか 著者はパトリック・J・デニーン(Patrick J. Deneen)米国ノートルダム大学政治科学部教授。過去にプリンストン大学やジョージタウン大学でも教鞭を取る 内容も分厚く長文となるため何回かに分けることにする。 論旨... Read More >>

「リベラリズムはなぜ失敗したのか」の意訳まとめ②「モラルの低下」

ここ数年のトレンドとして「資本主義の失敗」「民主制の崩壊」など多くの場所で言われるようになったと感じている。きちんと押さえたい。 いくつか書籍を漁ってみたがこの本がもっとも妥当で理性的に書いてあるように思えて気に入った。自分用の覚えメモとしてまとめておく。 リベラリズムはなぜ失敗したのか 著者はパトリック・J・デニーン(Patrick J. Deneen)米国ノートルダム大学政治科学部教授。過去にプリンストン大学やジョージタウン大学でも教鞭を取る 内容も分厚く長文となるため何回かに分けることにする。 論旨... Read More >>

「リベラリズムはなぜ失敗したのか」の意訳まとめ①「強い国家、弱い国民」

ここ数年のトレンドとして「資本主義の失敗」「民主制の崩壊」など多くの場所で言われるようになったと感じている。きちんと押さえたい。 いくつか書籍を漁ってみたがこの本がもっとも妥当で理性的に書いてあるように思えて気に入った。自分用の覚えメモとしてまとめておく。 リベラリズムはなぜ失敗したのか 著者はパトリック・J・デニーン(Patrick J. Deneen)米国ノートルダム大学政治科学部教授。過去にプリンストン大学やジョージタウン大学でも教鞭を取る 内容も分厚く長文となるため何回かに分けることにする。 論旨... Read More >>

自己肯定感ではなく自己効力感を重視しよう

先日とある方から「私は自己肯定感が低い」と言われた。その方は高校で芸術系の学校に行き、あまりに突出した人間たちに囲まれていかに自分が大したことないかを痛感したということらしい。それ以来基本的に自己肯定感は低い、と。 確かにアートの領域で傑出したひとというのは特異な存在であることが多い。私は中学の同級生に現在大活躍中の漫画家がいるが、彼は授業中によく謎の落書きをしながら独り言を言っていた。 後ろの席のおれのノートにね。笑 変なやつだなぁと思っていたが卒業してしばらくしてマガジンの売れ筋漫画のアシスタントをや... Read More >>

なぜ私はシェアリングエコノミーが嫌いなのか

私はある種シェアリングエコノミーに対して否定的な態度だ。以下長文になる。タイトルでイラッとした人は読まない方が良いだろう。きっとより一層イラっとするだろうから。冒頭「ある種」と書いたのは弱めて言えば「限定的に」強めて言えば「だいたいは否定的で一部は違うけど」という意図だ。最初にそこらへんを紐解いておかないと読みづらいと思うのでまずはそこから。さて、シェアリングエコノミーには大きく分けて・資産のシェアリング・労働力のシェアリングがあると考えられる。「労働力も労働者が持つ資産の一部だろ」という批判はここでは受... Read More >>

逃げるは恥ですらない、上策である 〜 狂気に頼らない生き方を 〜

「ミシシッピ計画」という言葉をご存知だろうか。18世紀のフランスで発生した史上最大級のバブルのことである。詳細な説明は専門書にお任せしたいが、ここでは話が通じる程度にかいつまんで以下で説明する。 18世紀初頭のフランス経済は落ち込んでいた。亡きルイ14世の浪費のためである。しかしそれを憂う摂政(実質的な最高権力者)も、また周囲の人間も凡庸で、さしたる解決策を見いだすことができていなかった。そこに現れたのがスコットランド人のジョン・ロー。彼は数学に天才的な頭脳を持つものも、倫理観に乏しく、賭博で財を築き、酒... Read More >>

技術が無限に伸びていくという幻想に冷や水 〜ムーアの法則と感情AI〜

先日妻が 「人の感情を読み取ってレコメンドするAIが今後発展して云々」 という記事を読んで「そら恐ろしい」とコメントしていた。彼女は元看護師である。 医療は万能ではない。治せる患者もいれば治せない患者もいる。 必ず治るのに今が不安でたまらない方もいれば、検査の結果が出るまでに体調を崩してしまうような方もいる。 そんな状況で看護師は「人が何をして欲しいか」「今どういうことを考えているか」「どういう寄り添い方ができるか」を真剣に考え、アクションに変えなければならない非常に難しい職業だ。何が彼・彼女が好きなもの... Read More >>

ググレカスとテラワロスは幼馴染

ローマ帝国元老院議員のググレカスと詩人のテラワロスは竹馬の友である。(Wikipedia参照) もはや20余年前となるネット黎明期を思い起こすことができた。いわんや「ネットの情報を信頼するかどうかは慎重に」と。インターネットリテラシーというやつだ。(死語?) ここで上記問題の「ことの真偽」は問題にはしない。私は歴史学者ではないし言語学者でもないしその点について一切興味がないからだ。そもそもググレカスがどういう人間だったかということはなにぶん昔の人のことだし、あとググルカスという名前のよく似た人物もいたらし... Read More >>

不合理はアリ、不整合はナシ

不合理、不整合、どちらも一般に嫌われるものだが、信頼がおけるかどうかという意味では大違いだ。 不合理のある人間の嫌われ方はこうだろう。 仮に上役なら、理不尽、パワハラ、無理な目標、目的がよくわからない計画、「アイツ偉そうなだけで結局何もわかってないな」 部下や下の立場なら、効率が悪い、上司の指示に沿わない関係ないことばかりやってる、扱いにくい 不整合のある人間の嫌われ方はこうだろう。 口先ばかりで行動が伴わない、「あいつ、時と場所によって言うことコロコロ変わるな」、先週上司が「もっと細かいドキュメントを作... Read More >>

『IoT』『Makers』ー バズワードに翻弄されずに本質を見ようじゃない

時代は『IoT(Internet of Things)』である。 『Makers』が世界を変える。 どちらも同意だ。しかし言葉が一人歩きするのは、、、まぁ放っておいてもいいのだが迂闊に流されないように注意しなければならない。 先日久しぶりに『ぼんやり考え事をする時間』があった。 と言ってもたかがバス停で帰りのバスを待っている数分程度のことだが、ここ最近はずっと仕事のこと、子どものこと、サイドプロジェクトのこと、さらには先月は2週間のドイツ旅行もあったし、その前は旅行の準備、、、さかのぼればあまりにバタバタ... Read More >>

「今日を精一杯生きるんだ!」は綺麗事でもなんでもなくて

先日スイス人のOTさんという方と夕食をともにする機会を得た。 60歳くらいのおじさまで非常にウィットに富んだ受け答えが特徴の方だった。 彼はStanford出身でスイス銀行などを渡り歩いたIT危機管理のスペシャリスト。 現在はスイスと米国のビジネスを取り持つ会社のBoard memberをやっているんだとか。 そんな彼は過去に大きな心臓の病気をしたことがあるらしく その際どうにか一命は取り留めたものも今でも心臓の機能の半分は動いていないのだそうだ。 で彼が言うには彼はいま「leasing of life」... Read More >>

マルディーニの言葉とセコイアキャピタル

パウロ・マルディーニ 90年代ACミランの黄金期において中心選手として活躍し、 イタリア代表としてはW杯優勝一回、準優勝一回を経験する言わずと知れた名選手だ。 16歳で名門ミランでデビューすると瞬く間に代表選出、 数々の華々しい実績を残すと選手人生の晩年も38歳まで変わらずミランでプレーし続けた。 2012年に現役引退。 彼の名言は数知れないが、とあるインタビューの中に印象深い言葉がある。 「あなたは何故ここまでの名選手になれたと思いますか?」 以下、マルディーニの回答 「私はミラノに生まれて気付いたら... Read More >>