【書き起こし】ロンドンで感じたこと

photo of tower bridge during dawn

https://radiotalk.jp/talk/1030064

Radiotalkに投稿したものの書き起こし。音声認識を使って半自動で起こしているので読みにくいところはご容赦を。

「ちょっと時間があるので、ロンドンで感じたことを。 

先月5月にロンドンに行ってきました。で。ロンドンはね。私はプレミアリーグが大好きなんで、まあサッカーっていう意味では非常に良い土地でもあるしね。アーセナルファンですから。なんだけど、正直、厳しさを感じました。 

っていうのは、ロンドンとアムステルダム、ロッテルダム、コペンハーゲン。あとケンブリッジも行きましたね。なんだけれども、やっぱり見てるとロンドンの雰囲気の暗さが目に付きます。まずそれは直感。静か?ちょっと暗い。まあ天気とかね。そういうのもあるんだけど。 

現地に古い友人がいたんでね。話をしました。で、そうすると、やっぱり。貧富の格差。理由としてはちょっと違うのかもしれないんだけども、全体的な物価の上昇にあわせて、やっぱり賃金が追いついてない、というのを感じました。 

賃金が上昇しています。でも、まあ、物価の上昇の方がそれをはるかに上回ってるっていう感じで、特にロンドンの中心部になると必然的に住環境が厳しい。で、彼なんか住環境厳しいからロンドンからちょっと離れて郊外に住む。っていう言い方でした。 

でもやっぱりそれでも、金銭的に厳しい感じだったかな。某大学の准教授なんですけどね。それなりに偉いんだけど、で年収聞いてもやっぱりもらってますよ。だけど。。。っていうのが現実のようでした。 

ちなみにロンドンにロンドンからケンブリッジに行こうとしたんだけども、途中で、途中でというか、一日延期しました。理由が電車が止まってしまったんですよ。突然ね。朝になったらあれ?電車止まってんじゃんっていうことで、まあ日にちをずらしたんですけども。 

止まった理由はストライキでした。鉄道職員のストライキによって、完全に止まったわけじゃないんだけれども、電車の本数が減っちゃって結果的にケンブリッジに行く電車が数時間一本みたいな感じになってしまって。なので、断念。当然、タクシーとかで無理やり行っても良かったんだけど、日程に余裕がある出張だったんで、まあそこまでする必要ないかなと思って延期しました。 

なんだけれども、やっぱり向こうに行ってね。パートナーとのミーティングだったんですけど、パートナーと話してる時にも、非常に賃金上昇が厳しくて、例えば先週は先生たち、学校の先生たちのストライキがあったよね、なんて話を彼らがしていました。 

当然、ストライキに対するハードルの高さ低さというのが、日本とイギリスではだいぶ感覚が違ったりすると思うんですよね。アメリカでもよくありましたね。なんかカルトレインとかVTAとかのストなんか割とよくやってた印象が。それやらないと賃金が、彼らが納得するに保たれないっていうのがあるだろうなと思うんだけど。でもやっぱり、裏返しとしての苦しさがあるんだろうなって言うのありましたね。正直なとこ。であとは私はこういう見方をするんですけども、町が汚い。明確に荒れてる地域がある。うん、それはやっぱり、そのその裏返しなんじゃないかな、いや裏返し、いやむしろオモテですけども思っちゃいます。 

そういう意味ではオランダもね。アムステルダムは観光地だから、まあちょっとイマイチなところあったんだけど、ロッテルダムは非常にきれいだなっていう印象がある。あとはまあ、コペンハーゲンですね。コペンハーゲンなんかもすごく綺麗だったな。日本人の衛生観念で唯一住める場所。っていう感じが物凄くしました。あそこはいいとこだったな。ちょっと寒いですけど。 

でさて、さて、イギリスに、ロンドンに話を戻すと、よく地下鉄に乗りました。私、公共交通手段すごく好きなのです。海外に行って、バスとか電車に乗るのはすごく好きなんですよ。やっぱね。そうすることによって、その地域の特質とか、状況ってのはかなり見えてくる気がするんですよね。そういうのを観察するのが好きなんですよ。 

で地下鉄、設備も古いってのもあるし、シートめちゃくちゃ硬いから空港まで広まで40分とか乗ってるとまず痛くなるし。ヤバそうな人たちも使ってるし。あまり治安も良い雰囲気がしなかったですね。 

ちなみに一回ヒースロー行きのバスなんて乗ってみました。なんだったかな?九番とか言ったと思うんだけど、確か。ヒースローまで地下鉄で40分ぐらいで行けると、ケンジントンにホテルを取ったので40分ぐらいで行けるのかななんだけど、そこへ一時間半とか2時間近くかけてバスで行く。でまあ、その代わりにめちゃくちゃ安いわけですよね。でまず一回行ったんだけど。やっぱりバスの中はそうやってめちゃくちゃ安いんで、おそらく空港労働者の方々がたくさんのってたんじゃないかなってイメージです。あまりビジネスマンいなかった印象です。まあでも、住宅地通ってたからそこに住んでる人たちが、乗り込んでくる人が意外と近いところから乗ってたんで、そういう方もいっぱいいたんだろうけど、やっぱり労働者の方が多いかなって感じがしました。 

でそうするとちょっとどういう方なのかわからないけれども、かなり過激なことを話しながら、いわゆる。そうですね。移住でイギリスにいらっしゃったんだろうなっていう方々。まあ、その子供とかかもしれないですけどもいらっしゃいました。でえっと。うん、よくわからない言葉でしゃべって。英語じゃない。非常にガラが悪そうな人たちもいました。ちょっとねロンドンの印象ってのはそんな感じでしたね。 

こんなとこかな。私はアメリカに住んでいたことがあるんで、どっか別の国に行ってみたいなと思うことが非常に多いです。で、出張でどこか他国に行く事も多いから、こんなとこ住んでみたいなとか色々思ったりもするんだけれども、残念ながらロンドン思わなかった。そう、思わなかったですね。 

サッカーいいんだけどね。サッカーはいいんですけど。うちも子供がいるんでね。子供を育てる環境だとか、老後とか。色々考えた時に、果たしてこのエリアは正しいエリアなのかな?正しい成長正しい、経済状況。それが果たして今後得られる土地なんだろうかっていうのには、なんかいいとこじゃないな。ほぼ確信して。あまり良いエリアじゃないんだろうなあと思っちゃいましたね。なので、私の移住後方リストからはロンドンは消えたというお話。以上」

九頭龍 'kuz' 雄一郎 エンジニア/経営者, 日本の大企業からシリコンバレーのスタートタップまで多種多様な千尋の谷に落ちた経験を持つ。 株式会社ClayTech Founder/CEO, 監査役DX株式会社 Co-founder/CTO, 株式会社スイッチサイエンス取締役, 株式会社2nd-Community取締役, 東北大学客員教授, 東京工業大学非常勤講師, 武蔵野美術大学非常勤講師, 他複数社の顧問など。

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