Category Archives: 起業するならこれは知っておこう

セラノスにはスタートアップあるあるが詰まっていた

『BAD BLOOD』を読んだ。 一時は世界最大級のユニコーン企業となったセラノスが、実際は嘘と捏造にまみれた会社である、ということを告発したウォール・ストリートジャーナルの記者の著作だ。実際の告発から凋落が起こったタイミングを時系列で思い起こすと、私はアメリカから日本に移り、スタートアップで事業立ち上げに取り組んでいたタイミングで正直セラノスについてはネットの記事でチラッと読んで「マジかよ」と思った程度だったが、シリコンバレーでのエリザベス・ホームズの持ち上げられっぷりはよく見ていたのでその分大きな衝撃... Read More >>

Monozukuri Hardware Cup日本予選の審査員をやらせていただきました!

先日2/25にMonozukuri Hardware Cup(オンライン開催)に審査員として参加させていただきました。https://hardwarecup.monozukuri-startup.jp/ ピッツバーグで決勝戦を行うイベントの日本予選という位置付けです。(今年はオンライン開催になるようですが)個人的にはこういうピッチイベントでの審査員自体が初めての経験でしたが(これまで審査される側ばかりだったので)実際にやってみて正直なところ「登壇の方が全然緊張しないな」と思いました。笑審査員は、むしろ登壇... Read More >>

アーリーおよびミドルステージのスタートアップにおける人事評価について

よく質問を受ける話なのでまとめておく。まず前提として人事評価など無くても会社が回っていれば問題はない。 なので「あえてやる」ということは何か『先にご利益』があるか何か『現在に問題』があるかのどちらかだ。 【先のご利益の例】 ・上場審査、買収交渉などでポジティブに受け止められる ・メンバーの採用時に「しっかりした会社だ」というアピールができる ・組織が大きくなってきた時に各メンバーのやるべきことや規範がハッキリする(評価されることをやる) 【現在の問題の例】 ・社内に「評価制度をしっかりして欲しい」という下... Read More >>

企画の基礎「手法について考えない」

商品企画、事業企画、プロモーション戦略などなど、どのようなケースでも共通して言えることが、手法はあとで考えるべしということです。 手法ばかり考えるとどうなるか 手法の議論はとても楽しいです。 エンジニアだったら実装方法や使用部品、UIのデザインなんかを議論することはすこぶる脳味噌が沸騰します。チームメンバーの知識と経験を全投入してあーだこーだと議論すると、まぁ盛り上がること間違いなしです。 事業についても、資金計画や人員計画の細かい数字、売り上げ予測なんかをきちんと計算したスプレッドシートを一個仕上げると... Read More >>

特許を取るのが必ずしも正解とは限らないという話

事業戦略を立てる人も、スタートアップを立ち上げる人も、多くの場合で気にしていることのひとつが「特許」だろう。 これは投資家や決裁者が大抵特許の状況を聞くからというのもあるだろうし、実際に特許を沢山持っている会社が巨額の出資を受けたり、研究機関では取得特許の数である程度評価が行われたりするからだ。 まぁ別に間違っていない。 知財戦略はとても重要だ。これをしくじると一瞬で会社を失いかねないし、逆に上手くやれば会社の価値を大きく上げることができる。 そんなことは誰でも知ってるし、私もそう思うので、ここではあえて... Read More >>

スタートアップの悪い噂はすぐ広まる

あまり誰も言わなくて、界隈にいる人なら誰でも知っていることを書こう。 スタートアップの悪い噂はすぐ広まる。 「どこどこはそろそろ資金がショートしそうだ」「キーパーソンの誰々さんが辞めるらしい」「先月資金調達クローズするって言ってたけどリードが降りてぽしゃったってさ」 色々なパターンがあるがこれらの情報が出回るのはものすごく速い。 それこそ世間を1, 2年先取りする のだ。すごいでしょ。笑 情報が速い理由は主に「社会が狭いから」そして「スピードを重視する人間たちにとって情報がすこぶる重要だから」だろう。 情... Read More >>

なぜ私はシェアリングエコノミーが嫌いなのか

私はある種シェアリングエコノミーに対して否定的な態度だ。以下長文になる。タイトルでイラッとした人は読まない方が良いだろう。きっとより一層イラっとするだろうから。冒頭「ある種」と書いたのは弱めて言えば「限定的に」強めて言えば「だいたいは否定的で一部は違うけど」という意図だ。最初にそこらへんを紐解いておかないと読みづらいと思うのでまずはそこから。さて、シェアリングエコノミーには大きく分けて・資産のシェアリング・労働力のシェアリングがあると考えられる。「労働力も労働者が持つ資産の一部だろ」という批判はここでは受... Read More >>

メディアに出るということ

先日「日経ビジネス」「日経コンピュータ」で紙面デビューを果たしました。わーい。昨年登壇させていただいたカンファレンスのレポート記事ですが、今年も継続的にホットな話題であろう「AI」の文脈の中で登場させていただいていることにも関係者の方々に深く感謝いたします。 さて、枕詞はこのくらいにしておいてきちんとネタバラシをしよう。カンファレンス登壇のご招待はそもそも私が取締役を務める会社の子会社であるスイッチサイエンス宛に受けたものだった。それが広報レベルでどのようなやりとりがあったかは私は関知していないが、私にミ... Read More >>

起業は社会人スポーツみたいなもの(必然性の視点)

やるべきか、やらざるべきか、それが問題だ社会人として生きていく以上様々な外界(他人、外国、宇宙?)との付き合いが発生する。それらには溢れんばかりの課題や不具合が転がっていて、それらは「解決すべきではないのか?」とあなたの心を揺さぶる。健全な魂は健全な肉体に宿るやるべきことをやらないのはストレスである。自分がその解決策に気付いていたりしたら尚更だ。酷く健全ではない。 しかし一方でやるべきことが複数あるということは社会人であれば誰もが知っている。社会問題を解決するのも良いがそれで家族を路頭に迷わすのはどうだろ... Read More >>

リスクアセスメントとリスクマネージメントの違いについて説明するとスタートアップの精神が説明しやすくなる

リスクアセスメントとリスクマネージメントはひとによっては同じ言葉のように捉えているひとがいたりもするのだが、当然意味合いは違う。 とりあえず教科書的に言っておくと、 リスクアセスメントとは「assess=評価する」のとおり、リスク自体を過去の経験や賢人のノウハウから認識して定量化および資産化することである。 リスクマネージメントはそれを「manage=管理する」ことである つまりアセスメントがあって、その後にマネージメントがあるわけだ。 あ、ちなみに端折ってしまったがリスクというのは一般にはリリース... Read More >>