Category: 起業・企画

Q. どういうメンバーと一緒に起業するべきか?

【異論①】 自分の足りないところを埋めてくれるメンバーと起業すべき。自分が技術者であれば、それを売ってこれるやつ。自分がマーケティングが得意であれば、実際にそれを形にしてくれるやつ。チーム総合で穴が無いように初期メンバーを整えるのが良い。 【異論②】 初期はとにかくスピードが大事。そういう意味でもコミュニケーションコストが低いメンバーと組むべき。元会社の同僚や大学の同期、古くからの友人などはそこら辺がツーカーなので上手くいくことが多い。 【異論③】 なんにせよ極力少ない方が良い。手が必要な時は外部の... Read More >>

Q. 研究者が起業するのってどう思いますか?

羨ましいです。笑 実は遠〜い親戚、私の妻の従姉妹の旦那の妹の旦那さん(もはや他人かw)にA氏という方がいて、A氏はカーネギーメロンピッツバーグ(超名門)の教授が本職なのですが、自ら立ち上げた会社を3回も売却しているといういわゆるミリオネラです。 彼の専門は自然言語処理でその研究成果を利用した翻訳ソフトウェアの会社を3回起業しいずれも売却に成功しています。いわば典型的な「スタートアップの勝ち筋」のひとつだと言えると思います。 私にはそういう「何年何十年かけて特化させまくった武器」というのが無いのでその点は研... Read More >>

Q. 「スタートアップはスピードが命」は本当か?

それは本当、なのですが、いくつかの周辺環境からみんなが逆算、逆算、逆算の歴史を積み重ねた末の「スピード」という選択であって、必ずしも「スタートアップ」という総体の定義の根幹にあたるようなものではないように私は思います。 以下に整理しましょう。 <同じようなことを考えているやつらが何組もいる> 以前500Startupsからサポートを受けていた友人が「同じバッチに少なくとも2チームはうちと同じネタに取り組んでいるやつらがいる」と言っていたのを思い出します。 他の項でも述べましたが、本質的に新規性が際立った... Read More >>

Q. 創業した会社はどこから自分のものではなくなるのか

この質問への回答については、色々な考え方の人がいるように思います。 ①CEOを降りた時 ②持ち株比率で拒否権(3分の1)を失った時 ③持ち株比率で過半数を失った時 ④持ち株比率で3分の2(絶対的な支配権)を失った時 などが挙がるのではないでしょうか。 テクニカルには④のあたりで自分勝手が通らなくなるので(第三者が重要案件に対して拒否権を発動する可能性があるので)株主全体の折り合いをつけることをある程度考えなければならなくなるという意味で面倒が増え、実質的には支配が完全なものではなくなるため「完全に自分が... Read More >>

Q. アイディアだけで起業して良いのか?

はい、ぜひ起業してください。 周りの人が色々なことを言うでしょう。それでも起業して下さい。 知識と経験の豊富な方が「お前の事業アイディアは稚拙過ぎる」と言うでしょう。それでも起業して下さい。 元同僚が「あいつあのままうちにいれば安泰だったのになぁ」と言うでしょう。それでも起業して下さい。 彼女が「私との将来のこと、考えてくれてるの?」と言うかも知れません。それでも起業して下さい。 周りまわって顧客候補を見つけて、プロトタイプを持ち込んだら「こんなもん使えるわけないだろ」と怒鳴られるかも知れません。 ... Read More >>

Q. 起業家は大きな発展的ビジョンを描くべきか?

必ずしもそうではないのですが、そうあって欲しいと願っています。 その理由をここでは書きます。 第一にそもそも産業が固定化されたことなど人類史上無いという点です。 いつの時代も100年単位で見たら安定な産業など存在せず、常に新しい試みやアイディアに古いものは踏み潰されて人類は成長してきたわけです。「スタートアップ」という言葉がなかった時代から、人類はずっとスタートアップを繰り返してきています。 したがって、もしあなたが起業を志すのであれば、その1ページを作ってくれたら素敵だな、と思います。そして自分がやる... Read More >>

Q. 起業家ってみんなスーパーマン?

技術力があってその筋で知られていて、かつ経営手腕があり、カリスマ性も、人を惹きつける能力も、、、こりゃスーパーマンですか!? って私はどちらかいうと逆向きの意見を持っています。 上手くいく経営者・起業家、というのは一概には言えませんが、「打率が高いように見える経営者の種類」で言うと、いわゆる「憎めないダメ人間」のパターンが非常に多いです(周囲にもね) これは本人にはとても言えないことで。というのも本人はそんなつもりないことがほとんどだからです。 外向きには起業家というものについてやはりメディアによる巧みな... Read More >>

Q. 一人で起業するべきか?複数人で起業するべきか?

実はこれは簡単に回答可能な話ではなくて、いくつかの側面について考える必要があります。 手始めに一般的な異論をそれぞれ書き出してみます。 【一人派の異論①】 起業家は孤独である。事業に対して絶対的な責任を負う覚悟がなければ起業などできない。 【一人派の異論②】 一人の方が意思決定がシンプルになり、効果的に事業に取り組むことができる。特に初期のスピード感を出す際に「船頭多くして」は避けるべき。 【複数人派の異論①】 一人で考えつくことには限界がある。新たな視点を導き出すためには意見をぶつけたり、時に厳し... Read More >>

Q. 自分がよく知っている領域で起業するべきでしょうか?

この点は「スタートアップに投げかけられるよくある質問」にどう答えるかで考えてみるのが良いかと思います。 【質問1】あなた(たち)がその領域で勝てると思う理由は何ですか? 【質問2】あなた(たち)はどうやって他社と差別化をするつもりですか? 【質問3】ニーズ仮説の検証はどのようにやるつもりですか? <ケース1> 例えば仮にあなたが何かしらの領域で高名な研究者や発明者であった場合。 あなたがよく知っている専門領域で起業した際に上記の質問に対する回答は非常に明快です。 【回答1】私が業界一のスペシャリストだか... Read More >>

Q. 起業に適正年齢はあるか?

「適正年齢なんてない!」という答えを期待されていたらすみません。あります。それは「30代後半以降」です。当然おおよその目安であって「35歳は入るのか?」「33歳だとダメなのか?」とかそういう話ではありません。繰り返しになりますが、あくまである程度の抽象度を含んだ目安の話です。 なぜ30代後半(目安)か?それは起業後にぶつかる困難をいくつか想定するとよくわかります。 当然起業後に幸運ながら以下に示すような困難にぶち当たらない人はいますし、また他のメンバーや役員、株主、その他ステークホルダーのサポートでその危... Read More >>

Q. 学位がある人間は起業の際に有利になるか?

この質問については「べき論」の話と「実態」の話とかがあるように思います。 まず「べき論」の話。 学位の有無は本質的な問題ではありません。私はシリコンバレーにいた時に何人ものエンジニアと知り合いになりました。そしてたまに「こいつはすげぇな」と思うやつに出会った時その多くがComputer Scienceの学位を持っていないことにも驚きました。何故なのか理由を聞いてみても「その頃は〇〇になりたかった」とか「なんかピンと来るクラスがなくて」とか「お前らもっと将来について真剣に考えろよ!」というような程度の話でし... Read More >>

Q. 起業に地方は不利なのか?

色々なところで調査公表されているランキングのひとつに「都市別ユニコーン企業数ランキング」があります。 2020年だと1位が北京、2位がサンフランシスコ、3位が上海だそうです。 また他には「都市別スタートアップ出資額ランキング」などもありますが、さて、質問に触れると、お察しのとおり、このようなランキングで地方都市の名前が出てくることはまずありません。 国家が戦略的に強化している地域が出てくることは稀にありますが、ほとんどの場合でその国の首都、あるいは人口密集地がランキングでは上位を占めます。 じゃあやっぱり... Read More >>

Q. 起業するかどうか悩んでいるのですが、何か判断の基準になるものはありますか?

自身のことは結構、というか、まぁまぁ偏った話になってしまうので、ここではまず私が見ている全体感から始めたいと思います。 起業するにあたって、みな様々なモチベーションを持っていることは言うまでもありません。「必ず〇〇」というような明確な共通項を見出すことは極めて難しいように思えます。 社会貢献を目指している人もいれば、とにかく目の前に見えたビジネスチャンスに死に物狂いで手を伸ばしている人もいます。他人から頼まれたり期待されたことをやっているうちに「うーん、これは会社にしとくかなぁ」と成り行き的に起業した人... Read More >>

Q. 自分が欲しい物を作る、という発想は商品企画として正しいのか?

商品の企画は大別すると二つのアプローチで整理できます。 ひとつは「マーケット分析型」もうひとつは「ニーズ先行型」です。 <マーケット分析型> 市場の動向を観察し、どのくらいの人数がどういうものを求めていて、その需給バランスからいってどのくらいのビジネスチャンスがあって、、、と分解していくようなやり方です。 とても一般的なやり方として広く理解されているのではないかと思います。 この手法でいくと価格や投入すべき市場もとてもわかりやすいですし戦略が立てやすいので、ほとんどの企業ではこのやり方を採用しているので... Read More >>

Q. 十分な規模がある市場にアプローチすべきか?

好きにして構いません。というのも二つの視点があります。 ひとつ、今みんなが十分に大きいと思っている市場が仮に10年後にそのまま大きい市場なのかどうか誰も答えを知りません。 ふたつ、マネーではなくバリューで物事を考えるのが良いと思います。 前者は圧倒的な事実です。誰も先のことは知りません。 最近で言えば、あっという間に当たり前になったAIや自動運転。10年前ならまだしも20年前に本腰を入れていた人がどれだけいたでしょうか?恐らく一部の専門家以外は誰も見向きもしなかったはずです。その時期にこれらの領域に懲りず... Read More >>

こっそり会社を立ち上げた上に『始動』に参加してます

つくづく自分は変なことを思いつくし行動に起こすなぁと思うのですが、まずひとつは8月に友人と新しい会社を立ち上げました。そしてその会社で経済産業省・JETRO主催プロジェクトの「始動」に応募し選抜していただきました。 新会社:監査役DX 新会社は「監査役DX」という名前です。読んで字のごとく。監査役をDXしようと考えています。 先日インタビューを受けた時のYoutubeで若干語ってます。 この言葉についてご理解いただくにはまずいくつかの前提について話をする必要があります(必要ない人には必要ないけど) 「監査... Read More >>

Q. ペルソナを作ることってやっぱり重要ですかね?

企画の基礎としてペルソナを作ることは大抵やりますよね。 ペルソナとは英語でいうとPersonalの語源になったラテン語です。(多くの欧米言語はラテン語が元) 企画のプロセスにおける「ペルソナ作り」とはその企画が提供する商品、サービスを欲しいと思ってくれるであろう個人を具体的に考えてみるという作業のことです。 この作業はほとんどの場合でやった方が良いです。理由は、いざ具体的に考え出すと「実はあまり当てはまる人がいない」とか「このパターンの人をターゲットとするには販売価格が合っていない」とか事前に気づくことが... Read More >>

Q. 技術から考えるべきか?マーケットから考えるべきか?

あえてここではこの2面の対比についてのみ取り上げることにしたいと思います。 まず「技術主導にろくなことはない」これだけは最初に言っておきましょう。技術だけに限らず「アセット=資産を起点にしたビジネスモデル」はまずもって失敗、あるいは困難な状況に直面します。 この主張は多くの一般的な経営論と逆行する言い方になっていると思いますので以下で補足します。 <pivotの柔軟性を損なう> ビジネスを「狩り」に例えれば、チームで協力して素早く逃げる鹿を捕らえるような状況だと言えます。 マーケット起点で考えれば(=... Read More >>

Q. グローバルで通用するビジネスモデルを考えることは必須ですか?

グローバルであることは必ずしも重要ではありませんが、横展開の可能性が確保されていることはとても重要だと思います。 何事も単発のビジネスできちんとグロースさせることは一般に難しいです。 一点、誤解のないように断っておくと、全くの単発のように外部から見えているサービスだとしても、その内部ではビジネスセグメントの拡大や他サービスの組み込みや融合など変化を伴いながら成長しているものです。 そのような成長戦略を引く上で障害になるようなボトルネックが多いプロダクトは中長期的なグロースが難しいのでできる限り企画の時点... Read More >>

Q. プレゼン資料って2個あるよね?

ここでは前述したカナダ人起業家Jくんとのエピソードを紹介します。 ある日Jくんがベイエリアにオフィスを構えたのをきっかけにお邪魔してお互いのステータスをキャッチアップしながら雑談をしていました。 資金調達の話をしていたところでJくんが「ねぇ、Kuz、投資家向けのプレゼン資料って2通り持ってない?」と言い出し、「確かにーーー!!!」と二人で爆笑してしまいました。 <Jくんのストーリー> 彼がまだMITの大学院生だったときに、チームを組んで起業を志しました。博士課程に所属していたエンジニアのLくんがプロト... Read More >>

Q. エンジェル投資家との正しい関わり方は?

エンジェル投資家については様々な定義がありますが、ここでは「こんな偽エンジェル投資家とは組むな」という角度から真のエンジェル投資家の定義をすることを試みます。 こんな偽(エセ)エンジェル投資家とは組むな! ①株式の比率にこだわる エンジェル投資家の多くは既に人生のすごろくを一回あがってしまった方々です。 自らの事業や関わったスタートアップで大きなキャピタルゲインを得た方や、大手の重役を長年勤めて退いた方などです。 彼らが自らの新たなチャレンジも行う傍ら、若者の可能性や大胆な試みを応援するために投資活動を... Read More >>

Q. 起業のとき親に金を借りるのが良いって本当?

シリコンバレーで友人のMBA持ち経営者に言われてハッとしたことがあります。 「出資はワーストケースである」 関連してこのような言葉もあります。 「IPOは資金調達できなくなったら仕方なくやる」これらはスタートアップ運営における資金調達について多くの示唆に富んでいます。 ビジネスはどのようなものでも重要なことはリスクとリワードのバランスの制御です。こと資金については、お金に色は付いていません。羽も生えていなければ、強いも弱いもありません。 どこから引っ張ってきたとしても1円は1円です。したがって資金調達の手... Read More >>

Q. 起業家と詐欺師は紙一重?

「アクリル板1枚で4億円だったよ」と冗談ぽく笑うのは起業家のIさん。 彼はTech Crunchに登壇する際にまだ影も形もない製品のイメージを伝えるために小さなアクリル板を使ってプレゼンをしたのです。 結果的にはそれが非常にウケて、その後4億円の出資を受けることに成功しました。彼は当然詐欺師ではないので、その後きちんと事業を立ち上げARの先駆者として今でもリスペクトを受けています。 しかし彼はその後、次の会社で似たようなやり方で資金調達したものも、事業立ち上げが上手くいかず迷走し、最終的には創業者CEOで... Read More >>

Q. きれいなプレゼン資料を作ることは重要か?

これはある種テクニックの話ですね。 ここではプレゼン資料を作る際の注意事項を以下に書きます。 <きれいな資料は継続してこそ意味がある> ここぞ!という機会にきちんと整った資料を出したいという気持ちは誰しもあると思います。 特に月数百万円取るようなコンサルは、まぁ整然と整った資料を提出してくれることが一般的です。かっこいいですね。 とはいえ、これは「当たり前のようにできるのであればそうすれば良い」という点に注意して下さい。 資料はグラマラスであればそれはそれで良いことですが、別にシンプルでも構いません。 目... Read More >>

Q. 隙の無い万全のプレゼン、強みを掘ったプレゼン、どちらが好ましい?

ここでは商品企画初期のプレゼンを想定して話を進めましょう。偉い人たちに説明をした上で決裁を得るような場です。 まず、隙のないプレゼンというのはどのようなものでしょうか。 企画のコンセプト、それに基づく市場調査の結果、具体的な商品およびサービスの仕様、スケジュール、予算感、必要な人員、外部協力者、プロモーション計画、単価設定、etc. これら全てを網羅しそれぞれの関連性、数字の整合性、それらが完璧に整ったプレゼンのことを指すのではないでしょうか。 明らかにtoo muchですね。 「ピークエンドの法則」とい... Read More >>

Q. 発想を飛ばすためには一人でじっくり考える時間を取った方が良いのか?

企画を考える際にどのような行動を取るか?という話ですが、当然ながらやり方はひとつではありません。ここではあくまで私個人のスタンスについて書きます。 まず知識の蓄積というものは何事にも必須だと考えます。 「一人でじっくり」はこれですね。 アイディアというものは所詮連想ゲームです。 アイディアはほとんどがアナロジー(類似性)の応用でしかありません。何もないところからポンと芽が出てくるようなイメージは間違っています。したがって種はきちんと植えておかなければなりません。 この作業は地道ですしいつ芽が出るかはわかり... Read More >>

Q. 創業には資金が必要?

1. ゼロ円 2. 数十万円 3. 最低100万円 答えは2の数十万円です。 よく「株式会社がゼロ円で起業できるようになった!」と言われますが、これは事務手数料に関する話がごっそり抜けています。書類作成と登録免許税の合計でおおよそ20万円を超えるはずです。流石に完全なゼロ円でノリで会社をバンバン作られたら困る、それなりの覚悟でやって欲しい、ということではないでしょうかね。 なお余談ですがこの金額は各国様々でドイツなどでは25,000ユーロくらいするようです。こりゃ高い。 3に書いた「100万円」というよ... Read More >>

Q. チャレンジするなら20代のうちなのか?

ポジティブな意味で「やっぱ20代のうちですよね!」と20代の人から言われるので「いやいや、それは違うよ」とここでも返しておきます。 「チャレンジに年齢なんて関係ないよ!」とかユルい寝ぼけたことは言いません。 「チャレンジするなら30代後半」です。 ちなみに「チャレンジするなら20代だ」と考える一般的な肯定的意見の背景にあるものを少し考察してみましょう。 【異論①】発想が柔軟で常識に縛られずに思い切った行動が取れる 【異論②】失敗してもいくらでも取り返しが利く 【異論③】20代は三徹までいける 「そりゃ... Read More >>

スタートアップでものづくりしたい人たちへ

よく講演などの最後でリクエストを受ける質問への応えを書きます。私のブログを読んでくれている読者の方々には、スタートアップでものづくりをする時に如何に多くの困難が待ち受けているかということが理解できているのではないかと思います。ここではそれらを細かく挙げ直すことはしません。そのためスタートアップでものづくりをすることはほとんどの場合でお勧めできません。 もし起業がどういうものかを味わってみたいだけであれば、友人たちと空き時間を利用してアプリを作ってAWSの無料券でも使ってクラウドを用意してサービスを立ち上げ... Read More >>

セラノスにはスタートアップあるあるが詰まっていた

『BAD BLOOD』を読んだ。 一時は世界最大級のユニコーン企業となったセラノスが、実際は嘘と捏造にまみれた会社である、ということを告発したウォール・ストリートジャーナルの記者の著作だ。実際の告発から凋落が起こったタイミングを時系列で思い起こすと、私はアメリカから日本に移り、スタートアップで事業立ち上げに取り組んでいたタイミングで正直セラノスについてはネットの記事でチラッと読んで「マジかよ」と思った程度だったが、シリコンバレーでのエリザベス・ホームズの持ち上げられっぷりはよく見ていたのでその分大きな衝撃... Read More >>