寝かしつけ無しで子どもを育てる方法(子育てに消耗しないために)

投稿者: | 10月 30, 2020

うちは4人子どもがいますが、誰一人として寝かしつけをしていません。
長男は8歳、長女は5歳、次男が3歳、次女が0歳です。
繰り返しになりますが一切寝かしつけをしていません。

寝かしつけ(特に添い寝)をしないメリットはとても大きいですよね。
例えば

21時以降は大人の時間

子どもは20時半から21時の間に必ず全員ベッドに入るので、それ以降は普通にリビングでテレビを観たり本を読んだり、子どもには勿体ないとっておきスイーツを食べたり。夫婦2人の時間を過ごしています。

子どもをベッドに置く時に神経質になる必要がない

よく「子どもは背中にスイッチが付いてる」なんて表現があります。抱っこして寝付かせた子どもをベッドに置くとギャーっと起きだすアレです。ところが寝かしつけをしないということは、起きている子供をそのままベッドに置くということなので、そもそも神経を使って置かずにポイッとベッドに置いて布団をかけて「じゃあね、おやすみー」と手を振って部屋から出ていくわけです。8歳児の話ではありません。0歳児からの話です。

寝落ちしない

実は第一子の時は最初は添い寝での寝かしつけをしていました。そうすると夜20時半から22時過ぎくらいまでの時間は無いものとして考えなければならないという「あるある」な状況に陥っていました。その時間帯寝てしまうとついついそのあと本格的に寝る時間が遅くなってしまいがちで体調管理的にも厳しいですよね。そもそも添い寝をしないと、そういうことが起こりません。

夜泣きをしても自分で寝る

子どもは夜泣きします。3歳児はそろそろしなくなりましたが、0歳は当然まだ夜中の授乳がありますし、1歳、2歳まではそれなりの頻度で夜泣きするものです。場合によっては何かまずいことが起きてることもあるので(鼻血が出てるとか)一応何か騒ぎが起きたら子ども部屋を覗きには行きます。でも、そこで大きな問題がないことを確認したら「おやすみー」と声をかけて(場合によっては布団をかけて)いなくなります。子どもはその後勝手に寝ます。

寝が深い

うちの子たちは就寝後に寝室に入っていってもちょっとやそっとでは起きません。布団をかけなおしたりタンスから荷物を出したり。電気を付けたら流石に起きるだろうなとは思いますが、そんなレベル感です。それは0歳児もです。これは生活する上で非常に楽なことです。

ご機嫌なテンションから寝る手段を子どもが身に着ける

日中楽しいことがあったり、どこかに出かけたりすると子どものテンションが上がってて寝付きが悪い、なんてことがありますが、勝手に寝る習慣がついているとそういうことを気にする必要がありません。ベッドに置いたら、確かにすぐには寝ていないのかも知れませんが、彼らなりに布団ともつれあったり、枕を足の下に置いたり、お気に入りのぬいぐるみを抱き寄せたりしながら、それぞれのスタイルで勝手に寝ます。親はその間に日中の後始末でもするわけです。

などなど一旦思いつくところをパパッと書いてみましたがきっとこれ以外にも数多くのメリットがあるのではないかと思います。

また場合によっては友人や知人から「えーうちは寝かしつけしてないよー」なんて聞いたことがあるかも知れません。しかし正直なところそうそう実践は難しい、と感じている方がほとんどなのではないかと思います。

では以降で具体的な「NO寝かしつけ」確立手法について共有したいと思います。

生まれた時から寝かしつけをしない

生まれたばかりの時期は夫婦(もしくはママ)のベッドサイドにベビーベッドを置いていることがほとんどだと思います。それは変わりません。でも寝かしつけはしません。これ自体はやってみるとさほど難しいことではないと思います。生まれたばかりのベビーは大抵ミルクを飲ませてベッドに転がしたらそのまま寝るからです。ポイントはこれを形を変えながら継続することにあります。

早めに部屋を分ける

次に訪れるハードルは夜泣きや夜にたまたま起きてしまった時の対応です。3ヶ月から4ヶ月くらいになると子どもは寝返りをするようになります。そうするとふと夜起きた時に隣のベッドに寝ているこちらに気付いたりすることがあるかも知れません。そうすると「(パパ!)」「(ママ!)」と盛り上がってしまってそれがきっかけで泣いてしまったりグズってしまうことがあります。寝返りだけをするレベルであれば例えばクッション(ダンパー)をベビーベッドの側面に着けるなどで対応できます。しかしながらハイハイやつかまり立ちをする月齢になってしまうと、ふと夜中にベビーと目が合うことがあります。こうなってしまうともう無理なので、早々に部屋を分けるべきです。うちでは経験上ですが6ヶ月~8ヶ月くらいになると夜の授乳回数がかなり減り始めるので(1回か多くて3回とか)その月齢まで来たところで部屋を分けています。
部屋数が足りない場合は仕切りを置くだけでも効果はあると思います。

心を鬼にする15分

子どもをベッドにポンと置いたら、そんなに簡単に寝るものなのか?
寝ません。
泣きます。
どうしたもんだかなぁと思います。
そこをグッと堪えます。
目安を持つと良いでしょうね。どのくらい我慢できるかは人による(住居による)と思いますがうちはだいたい15分です。
15分間は泣こうが叫ぼうが待ちます。15分以上泣き続けたところで部屋に入って抱き上げます。泣き止んだところで、
またベッドに置いて部屋を出ます。
また泣きます。
また15分待ちます。
どこまでやるのか?実際はこれを2~3セットやったところで最初は諦めてミルクを飲ませて寝させたりもしました。コツは無理をし過ぎないことです。無理をするとベビーも親も続きません。
泣いている子どもの声を聞くのがつらかったら5分でも10分でも良いと思います。できれば10~15分をオススメします。
これを何日かやると、自然と自力で寝るようになります。第二子は多少苦戦した記憶がありますが、第三子、第四子は片手で足りる回数程度しかやらずにスムーズに独りで寝るようになりました。

泣いたときの対応のコツ

上記のとおり、泣いたとしても泣き止むところまでしか付き合いません。決して、ベッドに置いてトントンするとか、抱っこのままで寝付かせてから置くようなことをしません。できればギャン泣きからヒックヒック言い始めたくらいのところでパッとベッドに置いてしまいます。「(えーもうおしまいなの!?)」って目でこちらを見つめる子どもを想像してしまいがちですが、案外そうなりません。親の「抱きしめてあげたい」「落ち着かせてあげたい」という気持ちの方がよっぽど未練がましくて、子どもは一旦落ち着いたらむしろとっとと寝たいのです。パッと置いてしっかり頭を撫でておやすみを言って部屋を去りましょう。

「ミルク=寝る」にしない。時間で寝る

ミルクを飲んだら寝るというサイクルの習慣をつけないように心がけます。理由は「いずれミルクを飲まなくなるから」です。うちの子どもたちの場合はほとんど1歳過ぎから1歳3ヶ月くらいまでに全員卒乳しました。むしろこのくらいの年頃が「NO寝かしつけ」の困難さのハードルが上がる時期です。その時に「ミルクを飲んで寝る」ということを習慣として思い込ませてしまっていると、卒乳させたい想いと独りで寝させたい想いとの綱引きでなかなかしんどくなるはずです。その前に、そもそも「ミルク=寝る」というサイクルを作らないように心がけます。やり方は単純で、
・腹が減ったらミルクを飲む
・時間になったら寝る
それぞれ別々のロジックで行動する。それだけです。腹が減ってないのに寝る時間だからといってミルクを飲ませないし、例えば20時半に寝かせようと思っていたのに20時前にグズりだしたら、もう素直にミルクを飲ませてしまいます。その後20時から20時半まで遊んで、そして20時半になったらオムツを替えてさらーっとベッドに連れていきます。それだけのことです。

寝かす時に嫌がるようだったらすぐにやめてしばらく遊ぶ

抱き上げてベッドに連れて行くところですでに嫌がったり、ベッドにねっ転がしたところでグズったりすることがあります。そういう時は一旦やめて機嫌が良くなるまで遊んであげます。ベッドを子どもにとって落ち着く場所、好きな場所になるように仕向ける工夫はちょっと必要です。

夜中に起きていても無視する

子どもは夜中に起きて、ベッドの上でごろごろしていたり、場合によっては遊んでたりすることがあります。今うちの次女は0歳7ヶ月ですが、ちょっと喋るようになってきたのでたまに隣の部屋から「だー」とか「あっぱー」とか聞こえてきます。当然無視します。放っておけばそのうち寝ます。たまに1時間くらい起きてたりもしますが、別に構いません。自分で勝手に起きて、勝手に寝る習慣をつける過程だと思えばそれでヨシです。

たまにウ◯コが出てたりするけどそのくらい放っておく

うちでは次女がちょっとやそっと泣いていても普通にリビングでテレビを観ています。しばらくして静かになったあと「(ようやく寝たかなー)」と思って部屋を覗いてみると異臭がしていてオムツにはウ◯コが、、、なんてこともたまーにあります。そういう時はごめんねーと謝りながら一旦起こしてオムツを替えて、お尻にワセリンをたっぷり塗ってあげます。で、またベッドにポイッと置くと結構ニコニコしながら寝たりするものです。


さて、ここに書いてあることは原理的に複雑なことは何一つなく、むしろ非常に簡単なことばかりなのではないかと思います。
要は実践です。
このポストは新米ママパパ向けのつもりで書きましたが、一度、とにかく覚悟と勇気をもって実行するのみです。ある程度の目安も含めて以下に簡略化してこの「NO寝かしつけ」スキームについて書いておきます。

・抱っこで寝かさない、背中をトントンしない
・6ヶ月から8ヶ月くらいで寝る部屋を分ける
・泣いても10~15分無視する
・泣き止ませたらすぐ置く。寝つくまで付き合わない
・時間で寝るサイクルをつくる

ちなみにこういうやり方はアメリカではかなり一般的だと言われました。いつだったかRedwood CityのCost Plus World Marketのコーヒー売り場をプラプラしていた時におばあちゃんに声をかけられてこんな会話をしたのをよく覚えています。

おばあちゃん「すみませんが、このコーヒー豆のここ、消費期限のところを読んでもらえませんか?字が小さくてね、よく見えないわ」
私「当然、いいですよ」
おばあちゃん「この棚のここからここまでのを見て一番消費期限が長いのを教えてもらえる?」
私「あぁ〜〜〜、当然、いいですよぉ〜」
(しばし棚の端から端まで消費期限を確認しながら読み上げる)
私「えーと、なのでこれが一番長いですね。ひとつで良いですか?」
おばあちゃん「ええ、ひとつで十分よ。ありがとう(私の手元を見ながら)あら、あなたはGround(挽いた豆)を買うの?やっぱりWhole Bean(挽いていない豆)の方がオススメよ。味も香りも良いし、なにより長持ちするもの。Grinderを持っていないなら買いなさいよ」
私「いや、持っていますよ。でもね、うちには小さい子どもがいて、寝てる時に使うと、ほら、起きちゃうじゃないですか。だからGrinderは最近全く使ってないんですよね」
おばあちゃん「それはいけないわ。もっときちんと人生をenjoyしなさい」
私「え?」
おばあちゃん「あなた、GroundとWhole Beanとどっちが好き?」
私「いや、そりゃWhole Beanですけど」
おばあちゃん「だったらそっちを飲みなさい」
(私が持っていた豆を取り上げて棚に戻して、さっきおばあちゃんに選んであげた豆を私に押し付ける)
おばあちゃん「私は3人子どもがいたけど、一切そういう気は使わなかったわ。そうやって育てれば子どもはそう育つものよ。Grinderを使ってもうちの子は起きなかったし、なんなら掃除機をかけても起きなかったわ」

「NO寝かしつけ」の具体的な手法についてはその後現地の友人や先輩ママたちに教えてもらった上で、自分たちなりに試行錯誤のアレンジをして構築した形になりましたが、ひとつ、私の背中を教えてくれたのはあのおばあちゃんの言葉だったということは間違いありません。

きちんと人生をエンジョイしましょう。21時以降もね。