SustainabilityをHealthyで置き換えるという提案

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close up shot of wooden toothbrushes

昨今サステナビリティという言葉を使うと、如何にも流行り言葉に乗っかっているような居心地の悪さを感じることがある。

街はSDGsピンバッジをつけたサラリーマンで溢れかえっているし、大きなホールにビジネスマンたちが集まってシャンパンを飲みながら各々の会社の環境対応の素晴らしさについてマウンティング合戦を繰り広げていたりする。

なんとも居心地が悪い。

たまに話の中で「まぁ、、、言っちゃうとサステナビリティなんだけどさ、」というような、あまり言いたくないけど適切な単語がそれなんで言わざるを得ない、みたいな態度を取ってしまうこともある。

これを解消するには、乱用を避けてできる限りたまに使うようにするのがスマートなソリューションだろう。

つまり代替の単語を見つけておく。
ここではそれって「Healthy」そして「違和感と向き合う」ことなのだと考えている。

健康的でない生活は長続きしない(場合によっては早死にして人生そのものが終わる)
違和感を放置した生活も長続きしない、メンタルを崩したり、
満足とはまったく縁遠い人生を過ごして終わることになる。

これはサステナビリティが無い状態を指している。

つまりNot A = Not B = Not C なのだから論理的にも概ね言い換え可能であると言えそうだ。

ヨガが何故求められているかというと健康的な側面とメディテーションの文脈で言われる内省的な側面だ。
動作や呼吸そのものが健康にポジティブに作用するだけでなく、
「自分の呼吸だけに集中する」というヨガの基礎が示すように
自分に注目し、安定を目指し、それを阻害する何かときちんと対面する、ということが教えられる。

現在グローバルにも言われるSustainabilityは、地球に注目し、その安定について真面目に考え、それを阻害している要因をピックアップし数多くの「当たり前」ときちんと向き合う必要性を訴えている。

これは時に「立ち止まる」ということも意味していて、
多くの「不健康な路線をひたすらに進んでいる人」たちが忘れていること、やろうと思ってもなかなかできないこととも一致する。

欧州の「立ち止まる」についてはこちらに。
欧州出張(ミラノ – ベルリン)の所感

九頭龍 'kuz' 雄一郎 エンジニア/経営者, 日本の大企業からシリコンバレーのスタートタップまで多種多様な千尋の谷に落ちた経験を持つ。 株式会社ClayTech Founder/CEO, 監査役DX株式会社 Co-founder/CTO, 株式会社スイッチサイエンス取締役, 株式会社2nd-Community取締役, 東北大学客員教授, 東京工業大学非常勤講師, 武蔵野美術大学非常勤講師, 他複数社の顧問など。

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